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海老と南瓜のクリームリゾット-生米から作る本格リゾットレシピ

リゾット レシピ 本格的

夏に収穫され、秋から冬にかけて甘みが増す南瓜(かぼちゃ)。今回は南瓜と海老、そして生米を使用した本格リゾットのレシピをご紹介いたします。南瓜の黄色、海老の赤色、最後に加えるパセリの緑色が、食卓を鮮やかに彩ります。日に日に寒くなる秋の夜長は、冷たいワインを添えて温かいリゾットを味わってみてはいかがでしょうか。

 

海老と南瓜のクリームリゾット

 

【材料】

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海老 ... 8尾
南瓜(皮は取り除く) ... 100g
生米 ... 100g
生クリーム ... 50g
バター ... 10g
にんにく ... 1/2片
パセリ ... 3g
白ワイン ... 大さじ2
... 小さじ1/2
... 360ml
片栗粉(海老を洗う用) ... 適量

 

 

【手順】

1.下準備をする。

海老の殻を剥いてはらわたを取り、片栗粉で揉んだら流水ですすいで汚れを取る。にんにくはみじん切りにする。

 

2.海老を一口大に切り、下味をつける。

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海老の水気をキッチンペーパーで取り、一口大に切る。切った海老を白ワインと分量の半分(小さじ1/4)の塩でもみ込んで下味をつける。

 

3.南瓜に火を通して潰す。

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南瓜を薄く切り、柔らかくなるまで火を通す。(茹でる、蒸す、電子レンジ等火が通れば何でもOK。)
柔らかくなったら水気を切り、スプーンやヘラなどで潰しておく。

 

4.バターとにんにくをとろ火で熱し、海老を炒める。

鉄器を弱火にかける。バターとにんにくを入れ焦がさないようにとろ火で熱し、香りが出てきたら2を汁ごと入れて軽く炒める。

 

5.生米を入れて2~3分程炒める。

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海老の表面が赤くなったら、生米と残りの塩を入れる。米がバターと馴染んでツヤが出てくるまで2~3分程炒める。

 

6.水を入れて蓋をして炊く。

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水を入れて隙間を少し開けて蓋をする。15~20分を目安に、時々混ぜながら味見をして、ほんの少し米に芯が残るくらいまで弱火で熱する。(米が硬い場合は水を50mlずつ足して熱してください。)

 

7.生クリームと南瓜を入れて全体を馴染ませる。

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とろ火にして、生クリームと潰した南瓜を入れて混ぜる。全体が馴染んだら火を止める。

 

8.みじん切りにしたパセリを加えて完成。

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最後にみじん切りにしたパセリを加えれば完成。

 

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POINT!

手順6 火加減で水分の減りがかなり違うので、時間は目安として、米の硬さと水分量を見ておく。米の硬さはほんの少し米に芯が残るくらい。水分量は1~2割の水分が残っているくらいがベスト。

 

 

今回使用した鉄器
naked pan 両手24cm 深形

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魅せる無塗装鉄鋳物フライパン『naked pan』シリーズ。凛とした佇まいの中にたおやかさを感じさせるクラフトデザインです。3~4人分の調理ができるベーシックなサイズ感。食卓にすっと馴染むスタイルはそのままに、側面を高くし鍋底のカーブをより大きく設計。手返しがスムーズで炒め調理がしやすい形状に。耳のような取っ手で持ち運びやすく、食卓に出せば温かさをキープするお皿に早変わりします。

 

 

レシピ監修 美里さんより

試作を繰り返しているとき、微妙な火加減の違いで出来上がりのお米の様子が毎回違いました。
自分では同じ火加減のつもりでも、出来上がったお料理に同じものはなく、改めてそれが鉄器の良さだと感じました。
肉や魚をしっかり焼くことに使えるnaked panですが、今回のリゾットは小さい火で調理していきます。
お米と水分と火の加減のバランスで、お好きなお米の塩梅に仕上げていただけたらと思います。

 

植山美里さん

レシピ/料理 植山美里

【プロフィール】HP:Misato Ueyama
1990年京都生まれ。料理を通して食と自然がつながることをテーマに人が集まる場作りに従事。京都、徳島を経て、より“心地よく素のまま”でいられる環境を追い求め、自然豊かな岩手の地に。集まった人や食材、空間とのセッションのような料理を目指す。