桜えびとチーズの蛋餅(ダンピン)
今回は台湾の定番朝ごはん「蛋餅(ダンピン)」の作り方をご紹介いたします。
玉子焼きのような見た目に、モチモチとした食感の生地が愉しい一品です。卵と生地のみのプレーンな蛋餅(ダンピン)も美味しいですが、今回は桜えび、チーズ、ねぎを入れて、食感と香りを愉しむアレンジに。出来上がったらピリッと辛い特製のタレにつけてお召し上がりください。
朝ごはんは勿論、軽めのお昼やおつまみにもおすすめです。
桜えびとチーズの蛋餅(ダンピン)
【材料】
生地
中力粉 | ... | 大さじ2(約15g) |
片栗粉 | ... | 小さじ1(約5g) |
塩 | ... | 少々(指先でひとつまみくらい) |
水 | ... | 40ml |
卵液
卵 | ... | 1個 |
桜えび | ... | 適量 |
ねぎ | ... | 適量 |
ピザ用チーズ | ... | 適量 |
油 | ... | 適量 |
タレ
醤油 | ... | 適量 |
ラー油 | ... | 適量 |
ごま油 | ... | 適量 |
花椒 | ... | 少々 |
【手順】
1.生地と卵液を作る。
ボウルに中力粉、片栗粉、塩を合わせ、水を入れてよく混ぜて生地を作る。
別のボウルに卵、刻んだねぎ、桜えび、チーズを入れて混ぜて卵液を作る。
◎生地の材料を混ぜる時は、泡立て器を使うとダマになりにくくおすすめです。
2.フライパンに油を馴染ませて生地を焼く。
フライパンを中火で熱し全体に油を馴染ませる。フライパンがしっかり温まったら、生地を流し入れ全体に行き渡らせる。
3.生地の色が変わったらひっくり返して焼く。
1分程して生地全体の色が変わったら(水っぽさが無くなり乳白色に変化)菜箸でひっくり返す。ひっくり返した面も焼けたらフライパンから取り出す。
4.フライパンに油を馴染ませ、卵液を流し入れて焼く。
もう一度フライパンに油を馴染ませる。フライパン全体に卵液を流し入れて焼く。
5.卵と生地を重ねて巻いていく。
卵液のフチが固まってきたら、3で取り出した生地を卵の上に重ねて木べらで軽く押す。
卵と生地が軽く馴染んだらフライパンの奥側から木べらを入れてひっくり返し、生地を下側にする。(卵液は完全に火が通っていなくてもOK)
菜箸を使ってフライパンの奥側から手前側に向かって巻いていく。出来上がったら食べやすい大きさにカットする。
6.タレを作る。
タレの材料を合わせたら、蛋餅(ダンピン)につけてお召し上がりください。
POINT!
※中力粉がない場合は、薄力粉と強力粉を1:1の割合で混ぜて代用できます。
※今回はもっちりとした柔らかいクレープ生地に仕上げていますが、しっかりと焼いた生地がお好きな方は、片面3分くらい焼けば良い焦げがついた生地に仕上がります。
今回使用した鉄器
「鉄のたまご焼き kokotama」
玉子焼きのための鉄のたまご焼き器です。たまご好きならいつでも手に届く場所に置いて欲しい四角い鉄フライパン。卵4個分を使った玉子焼きがつくれます。深めの側面と角の形状で卵のカタチを整えやすく、端までふっくらきれいに焼くことができます。ハンドルは持ちやすい長さと、ひっくり返しやすい角度にこだわりました。定番の玉子焼きはもちろん、ウィンナーなどをさっと少量焼きたい時も使い勝手抜群です。
レシピ監修 美里さんより
蛋餅(ダンピン)は、台湾の朝ごはんでよく食べられる料理です。モチモチとした薄い生地に卵が巻かれています。本場では、甘辛でとろみのあるタレがかかっているのですが、今回は醤油とラー油と花椒でピリッとしたタレにしています。桜えびとチーズを入れているのでえびの香ばしさやチーズのコクもあり、おつまみにもなるのではないでしょうか。kokotamaはよく熱して油を馴染ませると、生地が鉄器にくっつかず本当に綺麗な薄焼きの生地ができます。ぜひお試しくださいね。
レシピ/料理 植山美里
【プロフィール】HP:Misato Ueyama
1990年京都生まれ。料理を通して食と自然がつながることをテーマに人が集まる場作りに従事。京都、徳島を経て、より“心地よく素のまま”でいられる環境を追い求め、自然豊かな岩手の地に。集まった人や食材、空間とのセッションのような料理を目指す。

