お出汁で食べるとろろのねぎ焼き
穏やかな春の気配を感じつつも、まだどこか寒さが残る今日この頃。
今回はそんな日に食べたい「ねぎ焼き」の作り方をご紹介いたします。美味しく頂くポイントはしっかり温めたお出汁に出来立てのねぎ焼きを浸けること。お出汁の優しい香りと、ねぎ焼きの“フワとろ”“シャキッ”とした食感をご堪能ください。
お出汁で食べるとろろのねぎ焼き
【材料】
長芋 | ... | 50g |
卵 | ... | 1個 |
塩 | ... | ひとつまみ |
ねぎ | ... | お好みの量 |
油 | ... | 適量 |
出汁 | ... | 50ml |
みりん | ... | 小さじ1 |
薄口醤油 | ... | 小さじ1/2 |
塩 | ... | ひとつまみ |
大根おろし | ... | お好みで |
【手順】
1.下準備をする。
長芋は皮を剥き、おろし金などですりおろしてとろろを作る。ねぎは小口切りにする。
2.材料を混ぜて生地を作る。
ボウルに卵、とろろ、塩、ねぎを入れて全体をよく混ぜる。
3.フライパンに油を馴染ませて生地を焼く。
フライパンを中火で熱し全体に油を馴染ませる。フライパンと油がしっかり温まったら、生地を流し入れて全体に行き渡らせて2分程焼く。
4.半分に折りたたみ弱火で中まで火を通す。
生地に火が通りフチが固まったら、ターナーなどで半分に折りたたむ。火力を弱火にしてそのまま2分程加熱し、生地の中までゆっくり火を通す。
5.火を止めて形を整える。
ねぎ焼きをひっくり返して火を止める。余熱で中まで火を通しながら形を整える。
6.出汁を温める。
出汁の材料を合わせてしっかり温める。出来立てのねぎ焼きを熱いお出汁につけてお召し上がりください。大根おろしを合わせても美味しく頂けます。
POINT!
※とろろに使う長芋は、山芋でも代用できます。山芋で作る場合はしっかりとした生地に仕上がります。
※出汁の代わりにめんつゆや白だしをお湯で薄めてもOK!しっかり温めて熱いうちにお召し上がりください。
今回使用した鉄器
「鉄のたまご焼き kokotama」
玉子焼きのための鉄のたまご焼き器です。たまご好きならいつでも手に届く場所に置いて欲しい四角い鉄フライパン。卵4個分を使った玉子焼きがつくれます。深めの側面と角の形状で卵のカタチを整えやすく、端までふっくらきれいに焼くことができます。ハンドルは持ちやすい長さと、ひっくり返しやすい角度にこだわりました。定番の玉子焼きはもちろん、ウィンナーなどをさっと少量焼きたい時も使い勝手抜群です。
レシピ監修 美里さんより
年末年始、実家がある京都へ帰省していたときはお出汁を使った料理を沢山頂きました。関西の味を思い浮かべて作ったレシピです。とろろが入ったフワフワの生地を熱々のお出汁に浸けて召し上がってください。出来立てを頂くのが肝心です!
レシピ/料理 植山美里
【プロフィール】HP:Misato Ueyama
1990年京都生まれ。料理を通して食と自然がつながることをテーマに人が集まる場作りに従事。京都、徳島を経て、より“心地よく素のまま”でいられる環境を追い求め、自然豊かな岩手の地に。集まった人や食材、空間とのセッションのような料理を目指す。

