焼きねぎとホタテのグラタン

蓋付きの小さい鉄フライパンで作るおひとりさまのグラタンレシピです。蒸し焼きにすることで食材の水分を逃がさず、食材にじっくり火が通り、甘さが引き立ちます。特にねぎは甘さは勿論のこと、とろとろの食感と程よい焦げが美味しさのポイント。ねぎとホタテの甘さと旨みが溶けだしたスープも、バゲットなどにつけて残さずいただきたい一品です。
材料
1人分
| 長ねぎ(太め) | 1~1.5本 |
| ホタテ(レシピ内ボイルホタテを使用) | 100g |
| 生クリーム | 50ml |
| モッツァレラチーズ | 50g |
| オリーブオイル | 小さじ2 |
| 塩 | ふたつまみ |
| 黒胡椒 | 適量 |
作り方
1.切ったねぎをフライパンに立てて敷き詰める。

ねぎを3cmほどに切り、フライパンに立てて敷き詰める。
2.フライパンにオリーブオイルと塩を入れ、蓋をして弱火で焼く。ねぎをひっくり返してさらに焼く。

オリーブオイルと塩を回し入れ、蓋をして弱火で焼く。3~4分ほど焼いたらねぎをひっくり返し、さらに3~4分焼く。
3.ねぎをフライパンのふちに寄せ、ホタテを並べる。蓋をして弱火で焼く。

ねぎをフライパンの縁に寄せ、真ん中にホタテを並べる。蓋をして弱火で4~5分ほど焼く。
4.生クリームを入れ、蓋を開けたままひと煮立ちさせる。

蓋を開けて生クリームを入れる。そのまま蓋を開けた状態でひと煮立ちさせる。
5.火を止めてモッツァレラチーズと黒胡椒を入れる。

ひと煮立ちしたら火を止める。モッツァレラチーズをちぎってのせ、黒胡椒を振る。
6.魚焼きグリルまたはオーブントースターで焼く。

取魚焼きグリルまたはオーブントースターで焼く。

表面に焼き目がついたら完成。出来立ての熱いうちにお召し上がりください。
POINT
- レシピ内ではボイルホタテを使用していますが、ベビーホタテでも調理可能です。
- 手順2 ホタテから塩分が出るため塩はふたつまみでOK。
今回使用した鉄器
陸兆 蓋付ミニパン 14cm
工芸家・故小笠原陸兆氏がデザインした小さな鉄蓋付き鉄鍋フライパン。くびれのある持ち手と突き出た鉄蓋のつまみが印象的な愛らしい工芸のカタチです。デザイン当時珍しかったこの形状は、工芸家の独自の視点と技が光る逸品です。鉄蓋付きで、小さくても鉄鋳物の強みを十分に発揮する道具です。熱々のまま食卓に運べばテーブルウェアにもなります。
南部鉄器の及源鋳造|OIGEN ONLINE SHOP →

撮影:山口雄太郎
レシピ監修 美里さんより
今月は、とろとろのねぎが美味しいホタテのグラタンです。陸兆蓋付ミニパンは、蓋が付いているので蒸し焼きができるのが特徴です。鉄器で焼くねぎは、美味しい焦げと甘みが引き立つので大好きです。蓋をして焼くことでねぎの水分を逃がさず、中からゆっくり火が通るのでとろとろになります。まだ寒さが残る夜に、ゆっくりビールをお供に食べていただきたいグラタンです。
プロフィール
レシピ/料理 植山美里
1990年京都生まれ。料理を通して食と自然がつながることをテーマに人が集まる場作りに従事。京都、徳島を経て、より“心地よく素のまま”でいられる環境を追い求め、自然豊かな岩手の地に。集まった人や食材、空間とのセッションのような料理を目指す。
Misato Ueyama →


