料理

焼きねぎとマッシュルームの雑穀パエリア

長ねぎとマッシュルームの雑穀パエリア

心地よい風が吹き始め、実りの季節がやってきました。今回は雑穀を使ったこの時期にぴったりなパエリアのレシピをご紹介します。食材の旨味が染みた米の味わいを、スパイスの香りと風味が引き立たせます。味はもちろんのこと、胡桃や雑穀、ゴロッとしたマッシュルームの食感も楽しめて一品で大満足なパエリアです。

 

焼きねぎとマッシュルームの雑穀パエリア

 

【材料】およそ3人分

白米 ... 1合
鶏もも肉 ... 100g
長ねぎ(太め) ... 1本
マッシュルーム ... 5~8個
雑穀(今回はたかきび・ひえ使用) ... 小さじ2
胡桃 ... 25g
にんにく ... 1/2片
生姜 ... 1片
クミンシード ... 小さじ1/2
フェンネルシード ... 小さじ1/3
     
醤油 ... 大さじ2/3
油(今回は米油を使用) ... 大さじ1
★カレー粉 ... 小さじ1/2
★ヨーグルト ... 大さじ1
★塩 ... 小さじ1/2
ごま油 ... 適量
     
... 200ml

 

雑穀について
OIGENがある岩手県は実は雑穀の生産量が日本一。今回のレシピで使用した「たかきび」は粒が大きく弾力のある食感が特徴で、「ひえ」はクセが無く食べやすい雑穀です。

 

【手順】

1.白米を洗って浸水させ水気を切る。

白米は洗って30分程浸水させ、ザルなどに上げて水気を切っておく

 

2.材料を切り鶏もも肉は★の材料と混ぜ合わせる。

マッシュルームは縦半分、生姜とにんにくはみじん切り、長ねぎは3~4cmの長さに切る。鶏もも肉は一口大に切って★の材料と混ぜ合わせる

 

3.蓋を熱してごま油を馴染ませて長ねぎを両面焼く。

長ねぎとマッシュルームの雑穀パエリア ねぎを焼く
万能鍋の蓋を熱しごま油を馴染ませ、長ねぎに両面焦げ目がつくまで焼く。

 

4.鍋に油とスパイス類を入れて弱火で熱する。

長ねぎとマッシュルームの雑穀パエリア スパイス
万能鍋に油を入れ、生姜、にんにく、クミンシード、フェンネルシードを入れて香りが出るまで弱火で熱する。

 

5.白米と雑穀を炒めてマッシュルームと塩を入れる。

長ねぎとマッシュルームの雑穀パエリア 米とキノコを炒める
白米と雑穀を弱~中火で軽く炒める。マッシュルームと分量外の塩をふたつまみ入れて全体を軽く炒める。

 

6.水、鶏もも肉、長ねぎを入れて醤油を回し入れる。

長ねぎとマッシュルームの雑穀パエリア 炊く水を入れて全体をならす。真ん中に鶏もも肉を入れ、その上に長ねぎを並べて醤油を回し入れる

 

7.中火にかけ蒸気が出たらそのまま2分加熱する。弱火で15分加熱したら火を止めて10分蒸らす。

長ねぎとマッシュルームの雑穀パエリア 炊く蓋をして中火で加熱し、蒸気が出てきたらそのまま2分加熱する。その後弱火で15分加熱して火を止めて10分蒸らす

 

8.粗く刻んだ胡桃を入れて全体を混ぜる。

長ねぎとマッシュルームの雑穀パエリア 胡桃を入れる蓋を開けて粗く刻んだ胡桃を入れる。全体を混ぜたら完成
長ねぎとマッシュルームの雑穀パエリア 完成
長ねぎとマッシュルームの雑穀パエリア 完成

 

今回使用した鉄器
ニューラウンド万能鍋 22cm

長ねぎとマッシュルームの雑穀パエリア

丸いフォルムと丸い耳が特徴的なクラフト・デザイン。浅めの鉄鍋で、22㎝は2~3人のおかずが作れる、ほどよいサイズ感で普段使いも特別な日も重宝します。鋳鉄製の本体と蓋はどちらも調理に使え、「炒め」「焼き」「蒸し」「炊き」のすべてを万能にこなします。食卓にそのまま運べばうつわにも。ジャンルを問わず、どんな料理やしつらえにも馴染む素朴さが愛される理由。コンロを出して囲むお鍋料理にも最適。ニューラウンド万能鍋 22㎝は、「料理を温かいままテーブルに」という職人の閃きから生まれ、のちに1976年グッドデザイン賞、1992年ロングライフデザイン賞を受賞しました。

 

レシピ監修 美里さんより

夏の暑さも落ち着き、朝夕涼しくなってきた頃に食べたくなるようなレシピを考えてみました。アクセントになるようなスパイスと、胡桃や雑穀で食感が楽しいパエリアです。万能鍋の蓋で焼く焼きねぎは、鉄器ならではの熱の加わり方で甘く仕上がります。焼きねぎの焦げも調味料になると思います。鉄器でお米を炊くのは、少しハードルが高いような気がしますが、ぜひ焦げても良いと思って試していただきたいです。むしろ今回のレシピは焦げがあるほうが美味しく頂けると思います。

 

植山美里さん

レシピ/料理 植山美里

【プロフィール】HP:Misato Ueyama
1990年京都生まれ。料理を通して食と自然がつながることをテーマに人が集まる場作りに従事。京都、徳島を経て、より“心地よく素のまま”でいられる環境を追い求め、自然豊かな岩手の地に。集まった人や食材、空間とのセッションのような料理を目指す。