料理

鱈の洋風レシピ クリーム煮-ほうれん草のオイル煮添え

身が淡白で熱を加えるとふっくら柔らかいのが特徴の白身魚の代表:鱈(たら)。今回は、鱈の洋風レシピをご紹介。

冬が旬の鱈を生クリームでふつふつ煮込み、ガーリックの風味がほのかに香るほうれん草のオイル煮を添えた一品です。

生クリームには昆布出汁も合わせ、ほんのり“和”テイストの旨味やコクも感じられます。

鱈とクリームの白、ほうれん草の鮮やかな緑、そして柑橘の淡い黄・オレンジと全体の色合いも静かで幻想的な“冬”にぴったりな上品な一品を今日の夜ご飯にいかがでしょうか。

 

鱈のクリーム煮 - ほうれん草のオイル煮添え

 

 

【材料】4人分

鱈切り身 ... 4切れ
バター ... 10g
昆布出汁 ... 100ml
生クリーム ... 25ml
小麦粉 ... 大さじ1
... 適量
乾燥タイム ... 適量
お好みの柑橘の皮 ... 適量
 
【ほうれん草のオイル煮】
ほうれん草 ... 1/2束
オリーブオイル ... 50g
にんにく ... 1/2片
... ふたつまみ

 

 

【手順】ほうれん草のオイル煮

  • 1.材料をカットする。

    ほうれん草は洗って水気をきった後、ざっくり切る。にんにくは適度な大きさにカットする。

  • 2.オリーブオイルとにんにくを熱する。


    小鍋にオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火で熱する。
    ※にんにくは強火で熱して焦がすと苦みとなるので弱火で熱してください。

  • 3. ほうれん草をクタクタになるまで煮たら完成。

    にんにくの香りが出てきたら、ほうれん草と塩を入れる。鉄蓋をし、クタクタになるまで弱火で煮る。時々、木べらでかき混ぜ、全体がクタクタになったら完成。

 

【手順】鱈のクリーム煮

  • 1.下準備をする。

    鱈の切り身の両面に塩とタイムをまぶす(塩は切り身一切れにつきひとつまみほど。タイムは適量)。小麦粉を鱈の切り身全体にふるいかけてなじませる。

  • 2.鱈の切り身を焼く。

    温めた鉄鍋にバターを入れ、鍋底全体になじませる。バターが溶けたら、鱈の切り身を並べる。鉄蓋をして、弱火から中火で両面焼いていく。
    ※蓋の蒸気穴は開け、余分な水分を飛ばしながらふっくら焼き目をつけていく。
    ※鱈の切り身を返す時、身が崩れやすいのでやさしく丁寧に!

  • 3.昆布出汁と生クリームを入れ、弱火で煮る。

    鱈の切り身が両面焼けたら、昆布出汁と生クリームを入れ、蓋をして5分程ふつふつするまで弱火にかける。

  • 4.お皿に盛り付け、ほうれん草のオイル煮と柑橘の皮を添えたら完成!

    鱈とクリームをお皿に盛り付け、ほうれん草のオイル煮と柑橘の皮を添えて完成。

 

POINT!

※魚は火の通りが早いので、弱火でゆっくり加熱すると、身がふっくら仕上がります。また、鉄蓋の蒸気穴を開け締めし、水分を適宜に逃すこともポイント!
※最後に添える柑橘の皮は、スッキリとしたレモンやすだち、ほんのり甘く香り高いみかんなどお好みで。

 
今回使用した鉄器
クックトップ丸浅形24cm
鉄鍋レシピ 鱈のクリーム煮

約半世紀前に誕生した、素朴さの中に芯を感じるクラフトデザインの鉄鍋シリーズ『クックトップ』。24cmはベーシックなサイズで、浅形は普段着のような使い勝手のよい形状です。煮込みハンバーグやパエリヤ、魚介の酒蒸し、ケーキなど、手の込んだメニューにもさっとつくる炒め物にも使いやすいカタチです。蒸気孔付きの鉄蓋を使った「焼き蒸し」調理がオススメです。食材が並べやすく、取り分けやすいので、料理をそのままテーブルに運べばうつわにもなります。 

 

レシピ監修 美里さんより

いよいよ本格的な冬の始まりです。魚屋さんで鱈を見かけるようになりました。鱈とこっくりとしたクリームと合わせて、冬の夕飯をイメージしたレシピです。

クックトップ丸浅形は底面が平たく、魚の切り身を並べて焼くことができます。蓋を閉めて蒸し焼きにすることにより、身がふっくら仕上がるので気に入っています。空気穴がついているので、余分な水分を飛ばしながら調理できるところも使いやすいポイントだと思います。バターや生クリームを使っていますが、柑橘の皮と一緒にいただくことで爽やかさを感じられ、食べやすく仕上げています。この時期美味しいほうれん草のオイル煮と合わせてお召し上がりいただくと、淡白な鱈の味にコクが出ておすすめです。

 

植山美里さん

レシピ/料理 植山美里

【プロフィール】HP:Misato Ueyama
1990年京都生まれ。料理を通して食と自然がつながることをテーマに人が集まる場作りに従事。京都、徳島を経て、より“心地よく素のまま”でいられる環境を追い求め、自然豊かな岩手の地に。集まった人や食材、空間とのセッションのような料理を目指す。